当団体に関するQ&A


Q01 電話による相談なので、いろいろな質問等のよって症状を探っていくのだと思うが、相談した結果「受診せずに自宅で待機」となったが、その後症状が悪化して重くなってしまったというような場合はどうするのか?


その点はもちろん、かなり気をつけなければならないことだという認識。そもそも医療というのは、不確実なもの。さらに対面ではなく、電話相談なので、不確実性は増す。問診という技術を使って症状を探り当てるというのは効果はあるが、探っても当たらないということも充分考えられる。そのときは、わからないものはわからないものとして扱い、安全策を取る。基本的には最悪のことを考えるため、こういったシチュエーションで「受診を見合わせた方がよいのでは」という結論にはならないと考えている。


また、相談者の割合として「大丈夫だと思うが心配だ」というものが多い。なので、こういう場合は大丈夫でしょう、こうなったら受診した方が良いという目安をつけるのも役割と考えている。


Q02 相談者がお年寄りで、受診した方が良いけれど動けない場合はどうするのか?


受診した方が良いけれど、動けないという場合は、救急車しかないと考えている。また積極的に、こちらから介護事業者を紹介するということはできない。


Q03 #7119は日中も対応しているのか?


大都市については、日中も対応している。たとえば、東京では24時間365日、電話窓口がある。大都市には大都市の都合があり、日中も対応しなければならない(大都市では救急のたらい回しが問題になっているため)。一方、山梨県ではその必要はなく、日中は救急医療機関などの窓口がしっかりある。夜間に相談窓口がないことが問題だと考えている。


Q04 テレビ通話等はしないのか?


将来像として、そういう選択肢はあり得ると考えている。テレビ通話や文字での対応というのは、民間ではすでにやっている。そういった方は、割合、若い方が多く、実際の健康は重症になるというリスクは低いと考えている。我々の活動をどこまで広げるかをよく検討しなければならないと考えており、まずは電話での対応を考えている。ただ、もう少し踏み込んで考える必要性は認識しており、たとえば、休日の日中などは品質を上げるためにテレビ通話等もひとつの選択肢として考えられるかもしれない。いまのところ、当面は電話で応対することを考えている。


Q05 どのくらいの件数をこなせる見込みなのか?


相談時間を5分と想定している。単純計算で、1時間で12名。3時間半なので40名分。2回線で考えているので、最大で1晩80名。これは理想だが、最初のうちは、20~30件くらいを想定している。


Q06 先着順で対応が決まるということは、回線が埋まっている際の案内が必要ではないか?


2回線用意しているのは、現行の他県の#7119を参考にしており、山梨県より少し人口の多い都道府県で2回線でやっているため、山梨県でも対応できるだろうと考えている。細かく書いていないが、他県での応答率(最初に電話をしてすぐに繋がる状態)は7~9割と言われており、回線が埋まるという状態は、そんなに多くないと考えている。また、既存の#7119は相談時間が長いが、当団体ではかなり短くやる見込みなので、そういう観点からも、ほぼ応答できるのではないかと考えている。


Q07 医療と医療相談は違うということだが、特に高齢者の場合などは、NPOから医療機関の紹介や救急車の手配をしてくれるものだろうと期待するかもしれないが、どのように対応するのか?


通話前の自動音声案内で、診療行為につながることはできない旨を通知して 最後に#を押してもらって同意の形にし、通話を開始する。


Q08 薬を飲み忘れた場合にどうすればいいのかという相談はできるのか?


救急相談なので、質問のような一般的な医療相談までは想定していない。

NPO法人医師につながる救急医療相談

【山梨県救急安心センター事業(#7119)受託団体】 山梨県内で 「すぐに病院に行った方がよいか」 「救急車を呼ぶべきか」、悩んだ時は、 医師につながる救急医療相談へお電話を。

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