2023.03.30 12:54アウトリーチを本気で考えてみる ~まちづくりを見据えて~当団体の事業は、救急医療の一環としてみなされることが多いです。実際団体名にも含まれていますので全く否定する理由はありません。ただし、私たちの活動は単に救急医療の範疇に留まるとは考えていません。目指すところはズバリ、まちづくりへの貢献です。 住民の皆さまからこういった声を頂いたことがあります。実際に相談する機会がなくても、困ったと...
2023.02.09 08:54ウィズコロナ時代のセルフケア昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、医療体制がひっ迫する状況が全国各地でたびたび生じてきました。COVID-19は普通のかぜ症状にとどまらず肺炎に至ってしまう特徴を持っており、この場合は医療機関での専門的治療を要します。しかしかぜ症状(上気道炎)にとどまっているうちは、以前から人々が年平均3回程度罹患していたか...
2022.12.30 14:47イギリスに追いつけ追い越せまず、当NPOは政治・経済などの利害関係から一切独立していますので、タイトルにそのような意図はないことを宣言しておきます。さて「医師が電話窓口となった県民の救急医療相談」は全国でも私たちが唯一の存在です。ただ、看護師が窓口となる相談窓口は約20の自治体で#7119として実施されています。
2022.11.13 05:53良い医療に貢献したいみなさんは良い医療と聞くとどんなイメージがわきますか?話を親身に聞いてくれる医者、検査をしっかりしてくれる医者、手術が上手な医者……。こんな感じでしょうか。(的外れだったらすみません……) 医療を語る際には医師の特性にフォーカスされがちですが、実際はもう少し引いた視点が必要になり、アクセス・コスト・質の3つに大別されます。容易に...
2022.10.02 06:23開設からの半年と、永続的な運営に向けて夜間の救急医療相談を開設して半年経過します。まだまだ当団体の認知不足は否めず、県内の救急医療円滑化に十分な機能を果たせていないことは大きな課題です。それでも頂いた相談に対しては各医師のプライマリ・ケア能力に裏打ちされた助言により適切な受療行動促進に貢献しているという実感があります。実感だけではいけないので、相談者の方々に後日任意で質問調査...
2022.08.09 15:30医者にかかると「よくなる」のか?世界で最も権威のある医学誌であるThe New England Journal of Medicineの編集長が、「受診した人のうち、1割が良くなる、8割は変わらない、1割は悪くなる」という言葉を残しています。注)ここでいう「良くなる」は、症状が続く期間が短縮する、入院率が下がる、合併症が減る、死亡率が減る、といった結果を指します。例えば...
2022.06.30 14:02もっと県民に知ってもらいたい電話窓口開設から約3ヶ月経ちました。まず、関係者の方々のおかげで大きなトラブルなく運営できていることに感謝いたします。電話相談者のうち同意された方には後日経過確認のお電話をしておりますが、「すぐに医師に相談できて安心した」「受診の目安が分かって助かった」といった声を多数頂戴しています。その中で「この窓口はもっと知れ渡るべきだ」と叱咤激励も...
2022.05.10 14:10プロボノ的起業突然ですが、題名の言葉を聞いたことはありますか?新藤が勝手に使い始めた言葉なのでおそらく造語だと思います。(もし他所でも使われていたら教えてください!)さて、社会的企業(起業)という言葉があります。定義はさまざまですが、おおむね社会課題解決と経済的成功を両立する組織活動とされています。本NPOに照らし合わせると、受療行動適正化により地域社...