12月11日(土)に開催した事業説明講演のハイライト

当団体の代表である新藤が、12月11日(土)にCROSS BE様で行なった講演の様子をハイライトでお伝え致します。


※ 2022年1月14日追記

講演の動画版を配信いたしました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。


01 講演者自己紹介

プライマリ・ケア医は、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、外来でも救急でも患者さんが受診したときに、まず診療する医者のことです。病院の門番的な役割を担っています。こうしたバックグラウンドをもった医師が発想したNPO団体であるという見方をしていただければと思います。

※ 参考記事


02 救急受診した方が良いのかと思ったときに、どうするか

まず、自分の状態として想像していただきたいのですが、夜中に突然、腹痛など何らかの具合が悪くなった時を思い浮かべてください。救急車を呼ぶほどではないけれど、つらいという状態。そういうときに、次に何をしますか?


病院などに電話連絡などをして受診を考える方も多いかと思いますが、我慢してしまう方もいらっしゃると思います。自分や家族が、急に体調を崩した際の判断は難しいと思います。


03 体調を崩した際の対応は、地域によって違う

具合が悪くなったときに、どうするかというのは、実は地域によって違うものです。スライドでは2つの例を提示していますが、たとえば南アルプス市(山梨県)ではかなり複雑な構造となっています。


04 そもそもの問題として

どこに受診するかという問題以前に、最初に知りたいのは「そもそも受診すべきなのか」ということや、「ほうっておいても良いのか」ということだと思います。現時点での問題として、それを相談できる窓口が一切ないということです。


05 山梨県の現状

夜間、具合が悪くなってしまった際、現状では「家で我慢」するか「受診」するかの2択しかありません。家で我慢するのは不安でしょうし、受診となれば受診そのものの手間や本当に受診すべきなのかわからずに行くので、その時間もお金も無駄になるかもしれません。ですので、比較的、非効率な状態になっていると考えられます。


06 私たちがやりたいこと

具合が悪い方が最初に困らないように、とてもハードルを低くした電話相談を受けられるようにしたいと考えています。そこで、セルフケアでよいのか、救急受診した方がよいのか判断ができるようにします。セルフケアであっても、専門家からの助言なので、不安な状態で過ごさずに済むと考えています。救急受診の場合は、迷わずに自信を持って受療行動へ繋がると考えます。

※ 参考記事


07 当団体の具体的なイメージ

県内の有志の医師が集まり、当番制で電話を受けさせていただきます。普段、仕事をしている医師なので、夜中ずっと対応するというのは難しい現状があり、ひとまず開始当初は、平日の17時半から21時の間を考えています。(別途ご説明しますが、この時間帯が一番患者さんが増えるため)


一方、注意点もあり、診療ではないため、診断したりお薬を出したりということはありません。具合が悪くなった患者さんに対して、どうしたら良いのかの助言に留まり、最終的に受療するかどうかは患者さんが決めることになります。


また、特定の医療機関を紹介するということも、医療相談の範疇を越えてしまうのでできません。


08 情報提供の経路

当団体へ直接お問い合わせいただくことを目指していますが、なかなか山梨県全体への周知はすぐには難しいため、既存の機関との連携も図っています。


09 メリットについて

当団体の活動に関しては、基本的に損をする人がいないと考えております。対立するステークホルダー(利害関係者)も存在しません。医師会からも太鼓判をいただいております。

※ 参考記事


10 #7119について

実は、似たような機関が存在しますが、当団体はまったく新しい事業モデルと考えています。これらについては、以下の記事をご参照ください。


11 実証実験について

都留市立病院で実証実験を行なっております。詳細は以下の記事をご参照ください。


12 事業計画など



13 質疑応答など

質疑応答については、別途、以下の記事にまとめております。

NPO法人医師につながる救急医療相談

【山梨県救急安心センター事業(#7119)受託団体】 山梨県内で 「すぐに病院に行った方がよいか」 「救急車を呼ぶべきか」、悩んだ時は、 医師につながる救急医療相談へお電話を。

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